メランコリーの籠(melankorb メランコルプ)のつくりかた

 

 

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①  ここでは、ご家庭で簡単にできるペーパークラフト版をご紹介します。まず、裏表にびっしりと文字ないし図絵がモノクロで印刷された大きな紙を用意します。一方の面の左右の端どちらかを真っ黒に、反対の端を真っ白に塗り、中央へ向かってグラデーションをつけます。裏面も同じようにします(片面印刷の紙を使ってつくり、それを両面コピーしても構いません)。

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②  この紙を、細長く切ります。長さは少しずつ違えるとよいでしょう。幅は、いろいろでも構いませんが、みな同じくらいでも構いません。

③  細長いそれぞれの帯を、メビウスの輪になるようにひねって、両端を糊でとめます。

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④  できたメビウス・リングを、適宜入れ子状に組み合わせて、球体をつくります。このとき、全部のメビウス・リングをあらかじめ糊づけしてしまわずに、組み合わせながら糊づけをすると、複雑な入れ子ができます。

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⑤組み合わせた輪は、本来は、互いに糊で固定せず、宙に浮かせて、互いがときどきチリチリと擦れあいながら各輪が回転するようにするのが理想ですが、ご家庭では技術的に困難なので、適当な箇所を糊づけして、全体がなんとなく球体を維持するようにします。竹ひごの先に籠をとりつけて、できあがりです。

⑥  このまま飾っておいてよいのですが、ずっと放っておくと、みずからの重みでだんだんと球体が歪んでしまいますので、ときどき、竹ひごにとりつける位置を変え、また、手のひらでやさしく揺するなどして、血行を良くしてやると長持ちします。

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